それで、あそこまで……モデルとして成功するなんて……。


「すごいね、白藤さん!!」


素直に驚いて、賞賛の声をあげると……。


「……うっせぇ」


不愉快そうに口元を歪ませた王河が、あたしにデコピンを落とした。


「拉致られたクセに、敵を褒めんな。
つか、心臓とまりそうになっただろ。
責任とれよな」