「え――っ!? 社長――っ!? 白藤さんがぁぁああ!?」 王河に引っ張られるようにして出た事務所。 道を歩きながら、王河がしかめっ面をする。 「信じられねぇことに、そう。 モデル兼社長。 つっても……海翔にとっては、どっちも暇つぶし程度だけどな」 「ひ……暇つぶし……なんだ……」