ブルームーンのライブが
無事成功に終わったあとも
オレは精力的に
音楽活動に勤しんでいた。
ぽっかり空いた感じ。
埋めるために。
自分んとこの
ビッグバンドの練習とか、
音楽棟に出向いて
ブルームーンの連中や
仲良くなったサークルの連中と
即席セッションしたりだとか。
いつものように
旧校舎でも吹きまくっている。
世間は期末試験前で、
サックス片手に
裏庭を見下ろしたけど
佐野椎南の姿は見えない。
日岡が相変わらず一人で
バラの世話をしている。
「ウォッカぁ、
顔色悪いけど、体調悪いの?」
休み時間に
頬杖ついて窓の外を眺めていたら、
フリアが横に並んだ。
「いや、別に」
「ちょっと痩せたんじゃない?」
フリアはイヤホンを耳から外した。
そういやダンスの大会
もうすぐだったな。
フリアの大きな瞳が
オレの顔を一周するように見つめる。
「…んー、夏バテかもな」
オレは目線をそらして
空を見上げた。
無事成功に終わったあとも
オレは精力的に
音楽活動に勤しんでいた。
ぽっかり空いた感じ。
埋めるために。
自分んとこの
ビッグバンドの練習とか、
音楽棟に出向いて
ブルームーンの連中や
仲良くなったサークルの連中と
即席セッションしたりだとか。
いつものように
旧校舎でも吹きまくっている。
世間は期末試験前で、
サックス片手に
裏庭を見下ろしたけど
佐野椎南の姿は見えない。
日岡が相変わらず一人で
バラの世話をしている。
「ウォッカぁ、
顔色悪いけど、体調悪いの?」
休み時間に
頬杖ついて窓の外を眺めていたら、
フリアが横に並んだ。
「いや、別に」
「ちょっと痩せたんじゃない?」
フリアはイヤホンを耳から外した。
そういやダンスの大会
もうすぐだったな。
フリアの大きな瞳が
オレの顔を一周するように見つめる。
「…んー、夏バテかもな」
オレは目線をそらして
空を見上げた。

