「ヒマでも見舞いにゃ
行かなかったよ。
どうせすぐ退院だ。
たいした病気じゃねーから。
だから気にしないでくれる?
オレが決めたことだから」
たいした病気じゃない。
スミレを落ちつかせるために
少し嘘をついた。
例え、たいした病気であっても、
スミレが責任を感じることは
何もない。
オレ個人の問題だからだ。
それでも
スミレに落ちつく様子はない。
このままじゃ、
このあとの演奏にも
影響出そうだ。
オレはスミレの肩を軽く叩いた。
「スミレ。流されんなよ。
お前も、音楽、
マジでやってる人間だろ」
どんな事情があったって、
舞台の上では表には出さない。
舞台の大きさなんて関係ない。
オレは音楽に
すべてをかけて生きてんだ。
それは、親父だって
理解してくれてる。
スミレは薄い唇を噛み締めて、
オレを見上げた。
そしてゆっくり
うなずいた。
行かなかったよ。
どうせすぐ退院だ。
たいした病気じゃねーから。
だから気にしないでくれる?
オレが決めたことだから」
たいした病気じゃない。
スミレを落ちつかせるために
少し嘘をついた。
例え、たいした病気であっても、
スミレが責任を感じることは
何もない。
オレ個人の問題だからだ。
それでも
スミレに落ちつく様子はない。
このままじゃ、
このあとの演奏にも
影響出そうだ。
オレはスミレの肩を軽く叩いた。
「スミレ。流されんなよ。
お前も、音楽、
マジでやってる人間だろ」
どんな事情があったって、
舞台の上では表には出さない。
舞台の大きさなんて関係ない。
オレは音楽に
すべてをかけて生きてんだ。
それは、親父だって
理解してくれてる。
スミレは薄い唇を噛み締めて、
オレを見上げた。
そしてゆっくり
うなずいた。

