音楽は、

日常生活の中で

必ず欠かせないもの、

というわけではない。




だけど、


オレにとって音楽は酸素で、

サックスは身体だ。



呼吸するくらい自然で、

無くては生きることができない。




生きていく上で最重要視すべきは、

堅実に食べていくことよ。

と母親は言う。



つまり、

真面目に就職することを望み、

音楽じゃ、メシは食えねぇって

言いたいんだ。



言ってることは、

わからなくもない。



親父も、その昔、

音楽の道をあきらめた一人だったから。



厳しい世界だって

覚悟はできてる。




だけど、なぜか確信があった。



オレは、必ず

自分の目標を超えられるって。