ラプソディ・イン・×××

自分で自分の気持ちが

わかんねぇなんて、だっせぇ。



好きだと気づく前に失恋って、

わけわかんねーから!!



頭をかかえた。





「ウォッカ、大丈夫か?」


今度は心底心配そうな声で

テキーラは聞いてきた。




「…つーか、オレに用って何だよ?」


オレは、話を変えたくて、

質問した。



「−ああ、新曲、

ちょっとアレンジ

協力してくれねーかと思ってさ」



「新曲?できたんだ」



テキーラは、うなずいた。


「だいたいな。

来月姉貴に子ども産まれんだよ。

だから、超ハッピーな一曲

作りたいんだ。


−−あ、そんな気分じゃないって?」



「何言ってんだよ、

オレは毎日ハッピーだっての」


そう言って笑った。


けど、

穴があったら入りたい。


そんな気分だった。