ラプソディ・イン・×××

せいぜい160㎝ぐらいの

ずんぐりむっくりしたプーさんは、

スミレの頭をくしゃくしゃとして、

抱きしめた。


肉厚なその腕の中に。



女を抱くには邪魔になりそうな

ポッコリ出た腹がバウンドした。



スミレは、プーさんの背中に、

指を食いこませてしがみついた。




−−よりによって、

なんでそいつ(プーさん)なんだよ!


心ん中の第一声。


思わず声に出るかと思った。



予想だにしなかったこと。


あまりに衝撃的なワンシーン。



悟るには十分だった。



何も聞いてない。


ブルームーンの現状も。



何も知らない。


オレの前では、あんなに、


イキイキと未来を見ていた

スミレの涙も。



スミレの泣き言なんか

聞いたことねーわ。


頼るのはオレばっか。


情けない。

情けない。

そんで、

とんでもなく恥ずかしい。



こんなんで

仲間だなんて言えんのか?



スミレにとっての、

オレの存在って…。