ラプソディ・イン・×××

「もっと活動したいっていう

スミレの気持ちは皆わかってる。

何より、一番才能あるスミレが、

このままブルームーンに

留まってるのはもったいないって

皆が思ってた。

チャンスなんてめったにこない。

巡ってきたんだよ。

皆、応援している」



そう言ってプーさんは、

いっそう大きく笑って見せた。


きっと、

スミレにも笑って欲しくて。



そして、ポケットから出した

ハンカチをスミレに渡す。



スミレは、ハンカチを受け取って、


「…チャレンジして

上手くいかなくて、

路頭に迷うことになるかも…」


涙をふきながら肩をすくめた。



「その時は、結婚しよう」



プーさんは、ためらわずに口にした。



結婚?!



オレは、あまりの展開に

息をのんだ。


いや、ア然とした。



「…プーちゃん」


と、プーさんの名をつぶやいた

スミレは、見たこともないような、

うっとりとした顔をした。