ラプソディ・イン・×××

「そんなの当たり前の感情だよ。

何かに挑戦するときに、

不安にならない人なんていない」




同じ状況になったら、

誰もが同じように悩むことだろう。



当たり障りのない励ましの言葉。


それ以外言いようがないのは、

よくわかる。



スミレは、下を向いたまま

「そうだね」とうなずいた。



「プーちゃん、私、

ブルームーンが好きだよ」



「うん。わかってる。

僕らも皆同じだ。

だから、これからも

ブルームーンを

続けていこうってなったよね」



「でも、

東京で仕事をするようになったら、

私、ブルームーンから

気持ちが離れてしまうんじゃないか、

おざなりみたいになって、

結局上手くバランス取れなく

なるんじゃないかって。


バランス取れなくなって、

どっちつかずみたいに

なっちゃったら…。

どうしよう…って。

せっかくブルームーンとして、

ここまできたのに…」



スミレの話をじっと聞いて、

プーさんは、しばらく悩んで、

答えた。


いつものように、

ニコニコ笑って。