ラプソディ・イン・×××

ミケは、いつもあんなに、

フリアを慕ってたじゃねぇか。


それなのに…。

絶句した。




フリアは悲痛な顔で続けた。


『部内で噂が回ってて、

ウォッカに早く言わなきゃ…って、

どうしたらいい?って相談したくて。

それから謝りたくて…。

だから、

話したいってメールしたんだよ。

それなのに、聞いてくれなかった』



…そうだったのか…。


フリアに悪気があったって

わけじゃなかったんだ。


オレは、フリアに対して、

ホッとした。



「…だったら、ほら、あん時…

図書館の前で聞いたときも、

そう言やよかったじゃん。

あんな言い方されたらさ、

お前が本気で自分から

チクったみたく聞こえたじゃん」



『…バラしたのは、

まぎれもなくアタシでしょ。

結果的に校長にまで話が回った

責任感じてる。

だから言い訳はできないと

思ったから…。

アタシにとっても不本意なことで、

自分自身が

すごいイヤんなってたんだ』



ったく、意地っ張りな女だ。


「辛かったな、その、ミケが…。

聞いて欲しかったときに、

聞いてやれなくてゴメンな」