偽りの友達。

本当は凜ちゃんに
こんな姿見せたくない

でも我慢せずには
いられなかった。

「由奈っち‥。」

「ごめん、変な空気にしちゃった。今日はもう帰るね‥。」

「あ‥うん‥。」


はあ‥

私が病室から
出ようとした瞬間、

「あの!由奈っち‥。
私何も役に立てないけど
話とかなら聞くからっ!
‥こんなことしか
できなくてごめんね‥」

凜ちゃん‥。

凜ちゃんの言葉で
私の心は一瞬にして
軽くなった気がした。

「ありがと!
んじゃねっ!」