家族が他界して、初めて引き取られたときに、私ば要らない子゙だから、゙他人に迷惑をかけるな゙と、言われた。それから決めたこと。
どこにいても必要最低限、頼らないこと。
『嫌なのはわかるけど、うちもこれ以上、いられたら困るのよ』
『下の子もいるし、こちらも家庭があるんだ』
彼と初めてあったあの日、彼は私を見ようとしなかった。親戚の二人は必死に厄介払いを、したかったみたいだ。
『でも、俺、まだ未成年ですし。一人暮らし始めたばかりで、子供の面倒なんて、見れませんよ?』
『お金は毎月、送られてくるし、これについては、放置してたらいいから』
『どうかお願いできないか?これは自分のことは、自分でするから』
『困りますよ。俺は部外者です。初対面の子供と、住むなんて』
『頼むよ、本当にっ。ただ部屋の1室を、貸してくれたらいいんだっ』
大人達に折れた彼を見てて、申し訳なくて…。いつも、このやり取りを見ては、消えてしまいたくなる。
