「もしもし?華夜ですけど…」


「どうした、華夜…?」


彼は心配しているような言葉を並べているが多分なんも考えていない


「あの…今日外を歩いていたら学校の人間に会ってしまい顔がばれました」


「それは俺にそいつらを殺すことを命令してほしいって意味か?」


フフフッ…


水瀬さんはあたしのことがよく分かってる


「そうですね…このまま野放しにしていくわけにもいきませんし…」


「お前も残酷な人間だな」


水瀬さんに言われたくないわ


「あたしも水瀬さんと同じで…
人生の邪魔になるものは消す主義なんで…」


「そうだな、障害物は邪魔なだけだ」


この人はあたし達を利用する


だからあたし達もこの人を利用する


「なぁ華夜?そろそろ始めようか」