A gun and handcuffs~銃と手錠~



あたしはなんとか離れる方法を考えていると彼女たちは言った


「てか、その子って名前何て言うの~?」


「たしかぁ…芦屋麻耶じゃなかったっけ?」


お願い…あたしの名前を出さないで!!


「てかさ、その子のお姉ちゃんって…ウチらと同級生の芦屋華夜じゃね?」


「じゃあもしかしてそいつが殺したんじゃね?」


彼女達はアハハッと笑っていた


でもあたしは震えと冷や汗が止まらなかった


「ぉねがい……それ以上言わないで…」


あたしは震えるような声で言った


隣にいる結人にはばれないように…


「華夜?大丈夫か?」


結人はすぐにあたしの異変に気付いた


あたしを心配してか大きな声を出したため彼女たちに気づかれた


「ねえねえ…あの子って芦屋華夜じゃない?」