「あ、そうだったのか…なんか変なこと聞いてわりぃな」
「ううん!平気だよ」
あたしはきっとこの先も結人に嘘をついて生きていくんだと思う
そのたびにあたしは罪悪感でいっぱいになるんだ
でも、しかたない
これがあたしが選んだ道だから
「なぁ、華夜?」
「なぁに?」
「俺は……お前のそばにいるからな?俺は離れないから」
結人はあたしの考えてることが分かるのだろうか
いや…分かってもらったら困るけど…
「ありがとう…」
あたしは笑ったけど目は笑ってないと思う
でも良かった
目冷やしてたからタオルで顔を隠した
