「ごめんごめん、目冷やそうか」
「うん…」
結人はあたしのことを離して抱きかかえた
「え…ちょっと!結人離してよ!!」
「ほらほら落ちつけよ…早く目冷やして買い物行こうな」
あたしの手は結人の首に回した
結人の肌のぬくもりが伝わってくる
あたしはこのぬくもりをいつまで感じられるんだろう
「あ、そうだ!華夜の親に連絡しなくていいのか?」
ビクッ
あたしは動揺した
「あ~あたし…施設で育ったんだよね」
そんなわけないじゃない
だって生きてないんだから
あ、存在していないいんだよね
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…