A gun and handcuffs~銃と手錠~



眠っている華夜の目からは涙が流れていた


透明なきれいな涙が…


お前は何を背負っているんだ


俺はお前に何ができるんだ


華夜を見ていた時、赤い髪の女という単語が頭を横切った


何故…?


俺は華夜を守りたいと思った


こいつは闇世界とは関係ないに決まっているじゃないか


俺らの世界は憎しみと怒りで溢れている


汚い世界だ


闇世界と対して変わんないじゃないか…


でも…俺らは…


……刑事だから……


この世界はいつかきれいになるのか…?


とにかく今はやれることをやるだけだ