車が止まって彼は助手席のドアを開けてくれた


車を出ると高そうなマンションがあった


あたしは彼についていった


「どうぞ」


ニコって笑いながらあたしを中に入れてくれた


「おじゃましまぁす」


中に入ると白と黒で統一された部屋


男っぽい部屋って感じだった


あたしはソファに座った


彼はお茶を用意した後、あたしの横に座った


「名前教えてくれる?」


あたしは迷った


明日か明後日にはパパ達のことがニュースになるかもしれない


きっとあたしの名前もでる


「華夜…」