「もしよかったら家に来ませんか?」


………?


「あ…あの…」


「あっすいません!でもこんな時間だし…夏とは言え夜は寒いでしょ?」


「じゃあお言葉に甘えて…」


なんかよく分かんないけどとりあえず今日は泊る所に困らそう


あたしは彼に連れられて車に乗せられた


さっき会ったばっかりなのになんだか安心する


あ、そういえば…


「あの…お名前聞いてもいいですか…?」


「すいません、まだ言っていませんでしたね」


あたしは彼に名前を聞いた


「あ、もう家に着くんでお茶飲みながらでもゆっくり話しましょうか」


彼は優しかった


きっとあたしの正体を知ったらまた殺さないといけなくなるんだろう