A gun and handcuffs~銃と手錠~



どうしてよ…どうしていまさら…!!


「華夜…?撃たないの?」


「…ないのよ…」


「え?」


「手が震えて撃てないのよ!!!なんでよ!なんで今さら…ッ」


こんなことなかった…


パパもあの人もここまで迷わなかったのに…


「華夜」


え…!?


麻耶は銃を持つあたしの手を握った


そして…自分の心臓に突きつけた


「…なして…離してよ!!」


「いや!!!あたしが死んだら華夜幸せになれるんでしょ?」


そうよ…今まではそうだった…


麻耶がいなくなることを心から望んでた