あたしの目からは涙が出てきた
「…ッなんでッ…なんで今さらそんなこと言うのッ!?」
遅いよ…遅い…
もう引き返せない
あたしは握りしめていた銃に力を入れた
「華夜は俺にとっては大事な娘だ…でも、俺にとっては弘子も麻耶も家族なんだ…殺すなら…ッ俺だけにしてくれ!!」
そんなわがまま聞いてなんかあげられない
濡れた手で涙を拭い銃をパパに向けた
「ごめんね…パパのお願いは聞いてあげられない…でも、すぐにあの人も麻耶も天国に送ってあげるから…」
麻耶と母は驚いた顔と焦りで声も出なくなっている
ただ首を横に振るだけ…
そんなのを気にすることもせずあたしは泣きながら震える手で……
引き金を引いたんだ…
バァーーーン!!!
あたしは血を浴びた
