あたしは気づかなかった


笹倉はあたしが殺す前に警察に『赤髪の女』とあたしの情報を漏らしていたことに…


きっと油断しすぎていたんだ


あたしは平気…


その辺の奴と違って証拠も残さない


そんな余裕があったんだ


あたしは久々に動揺した


もう家出ないと…偽物の家族でも巻き込んではいけない


「あれ~?あの子隣のクラスの華夜って子じゃない?」


誰…?


「あ~隣のクラスの子かぁ…誘ってみない?」


は?来ないでよ


「あ~ねぇ隣のクラスの芦屋さんだよね~?一緒にあーそぼっ?」


「そぉだよぉ!仲良くしよぉ」


2人が絡んできた