田島さんが寝るのを待っていると声が聞こえた
「…ッス……?…ました」
何を話しているんだろう
『あの子、なんなんですか?柊さんの知り合いっすか?』
柊……あぁ結人か…
『俺もまだ調べ途中なんだ。とにかく逃がすなよ』
田島さんは結人との電話の後なかなか寝なかった
「…いつ寝んのよ…チッもう待てないわ」
あたしはドアを開けた
「あれ?まだ起きてたの?」
田島さんはあたしに目を向けた
「すいません…寝れなくて…ちょっとお手洗いお借りしますね?」
「あーどうぞー」
あたしはトイレに行くふりして外に出た
「フフッ…警察って言っても大したことはないわね」
