「な…なんだよ!俺は…俺は何にもしてねぇじゃねーかよ!」
「そうね…あなた自身、あたしにはなんの危害も加えてないけど顔見られちゃうとまずいんだよね」
あ~ぁ可哀そうに…また1つ命が消える
あたしは銃の引き金を引いた
「ちょ…ちょっと待てよ!頼む!金ならやるから…殺さないでくれよッ」
笹倉はどこからか札束を出してあたしの近くにばらまいた
どうせ会社から奪ってきたんだろう
金も魅力的だけどそれは最後にいただこうかな?
「さようなら…あたしのために死んで…?」
バァーーーン
血が地面を染めていく
あたしの理想の世界に近づいたかな?
あたしは笹倉がばらまいた金を一枚一枚拾った
今日はカードを持っていない
拾った金にペンで『The black word』と書いて置いた
