結人はあたし達の話に割り込んできた
「お前は帰る場所がないから俺のところに来たんだろ?」
「え!?柊さん、この子と知り合いだったんですか?」
田島さん…推理力なさすぎ…
まぁバカな刑事さんで良かったかも
「気のせいじゃないですか?あたし…あなたとは初めて会いましたけど?」
…あたしは何言ってんのよ
こんなバレバレな嘘
「田島…コーヒー持ってきてくれるか?」
「はい!分かりました」
田島さんはキッチンの方へ行ってしまった
あたし達の間には気まずい空気が…
「どういうことだ?」
「……」
結人、怒ってる…
