中からおじさんが出てきた
きっとこいつが笹倉俊夫だろう…
「あの、何か用ですか?」
優しい奥さんとは違って厳しく人を見下すような視線を向けてきた
「お話があるんですけど…場所変えてもいいですか?」
「あぁ…なるべく早くすましてくれ」
フフッ…心配しなくてもすぐ終わるわよ
あたしは笹倉があたしのことを見た倉庫に連れてきた
ここはあたしが人を殺した場所
笹倉は驚いた顔をしていた
「お前……もしかしてあの男を殺した奴か…?」
あたしは口元だけ笑って見せた
「正解~!あたしのこと覚えていてくれたんだ」
そう言いながらウィッグを取った
焦り始めた笹倉に銃を向けた