「おじゃまします」
あたしは水瀬さんがいる部屋に入った
「華夜…消してきたのか?」
「はい…一人だけ…」
水瀬さんは仕事の途中だったみたいで少し不機嫌だった
「どういうことだ?予定では2人だと聞いていたんだが…」
あたしは計画を伝えた
「これからあたし達がしようとしていることは大変な作業です。捕まる可能性もあります。だったら……利用できるものは利用するべきではありませんか?」
「ハハハハハッ!!お前の発想は面白い…で、どんな奴を連れてきたんだ?」
あたしは部屋から出てドアの外で待っていた玲奈を中に入れた
「へぇ君がね…生贄ってことか「水瀬さん」
あたしは余計なことを言いそうな水瀬さんの言葉を遮った
「おっと…しゃべり過ぎたな」
玲奈は相変わらず不安そうな顔をしていた
「大丈夫よ…これから玲奈にはここで住んでもらうから」