光輝は、幼なじみだった。 いつも一緒で、気づいたら 好き だった。 ・・・・・・・・・・なのに、 光輝はあたしの前から姿を消したんだ。 あたしは今でも、 あの頃から抜け出せずにいる。 悲しい冬が終わり、春が来る。 光輝は春が好きだった。 『春は出会いの季節』 でも、あたしには出会いなんか いらない。