あれから一回もしゃべってないから、お礼なんて言えてない。 だから、一緒のクラスになってお礼が言いたいんだ。 そんなことを考えているうちにもう家を出る時間。 「ヤバイ、行かなきゃっ!」 私は急いで階段を降り、靴を履いて家を出た。 少し先を歩いたらそこに人影が…。 「瑠奈ーーー!」