「この傘使え」 「えっ、でもそれじゃぁあなたが濡れちゃう」 「いいから使え。風邪ひくなよ。じゃ。」 そう言って早坂君は帰ってしまった。 せっかく貰ったので、私は傘をさして帰った。 次の日、学校に行ってみると早坂君は休みだと聞いた。風邪らしい。 私のせいだと思った。だけどそれよりも私は早坂君の優しさが嬉しかった。 全く喋ったことがない私なんかに傘を貸してくれて…。 そんな早坂君の優しさに私は惚れたんだ。