なんなんだ? 不思議に思ったが深く聞く気はなかった。するとじいちゃんがまた言葉をつなぐ。 「今はしたい事とかねぇのか?」 これはつまり、引きこもりの俺を諭しているのか? 「別に……。」 じいちゃんはため息混じりに、情けねぇ、と呟いた。 俺は若干イラつき、問い返す。 「じゃあ、じいちゃんはなんで警官になった訳?」 じいちゃんはチラリと俺の方を見て 「格好良いからだ。」 そう答えた。