俺は道を挟んで病院の正面にあるコンビニに入った。

結局またコンビニか……と軽く自嘲しながらカゴを持つ。


昼に食べるための弁当を選び、飲み物やスナック菓子などを物色していると、入口から客が入って来た。

何気なく視線を向けると、そこにはさっき避けたはずの直美さんが居た。


直美さんはカゴを持つと他の商品には目もくれずに弁当コーナーに向かう。

そして次々に弁当をカゴに入れてゆく。