俺はとりあえずベッドのそばに置いてある丸椅子に腰掛ける。 荷物は部屋の隅に適当に置いた。 静かで殺風景な、真っ白い部屋。 個室だから誰にも気兼ねなくていい。 実のところ、じいちゃんの病室が大部屋だったらどうしようかとヒヤヒヤしていた。 もっとも、賑やかなことが好きなじいちゃんは残念がっているかもしれない。 俺はじいちゃんのシワシワの顔を見つめた。