白の森

「心配ない。人がいたら私たちが始末するだけのこと」

今度は、涼やかな女の声。

「誰だ!どこにいる?」

「まだ分からないか?オレたちが喋るなどと予期しないことだろうからな」

今度は背後から。

オレはゆっくりと後ろを向いた。
「オーフェンなのか?」

あの人を射抜く様な声、

まさかとは思ったがここにいるのは、この三匹の動物達しかいない。


「ふっ、分かったか?」

信じられなかった。

動物が人の言葉を発するということが。

アッシュは剣を抜いた。

「愚か者。この森に住むモノを忘れたか?ビクトールにオリヴィア、そして我が伴侶、狼クィーン・ビアンカの配下の狼たち」

「私達にはそれぞれ配下のものたちがいる。下手なことはしないほうが身のためよ」

エーデルトラウトの静かな声で冷静さを取り戻す。

「良い判断だ」