白の森

森を歩きながら涙を流した。

ティアにすまないと何度も心で詫びた。

涙を拭うことはしなかった。

無理に涙を止めることは、ティアとのことを悲しんでないと思えたから。


一時間程あるいた時だろうか。

鳥の羽ばたく音が聞こえた。

そちらを見ると、エーデルトラウトが木に止まった。

嘴に何かをくわえている。

ディアスが足を止めた。

受け取れと言っているように思え、エーデルトラウトの元へ行き、手を伸ばすとエーデルトラウトはくわえているものを手に落とした。

紫の絹の袋に入れられていたものは、

あの地下にあった鏡だった。

望むものを見せてくれる。

手紙も一緒に入れられていて、ティアの小さい文字が並んでいた。