白の森

朝は来た。

雲一つない青空と共に

ティアの白い身体を抱きしめてアッシュは大きく息をはいた。

細いティアの身体を抱きしめて思った。

こんなか細い少女を置いて自分は街に帰れるのか?

こんなさみしがりの少女をまた一人にするのかと。

全てを変えなくては、ティアの様な子供たちを増やさないために国を変えるとアッシュは決意した。

そしていつか必ずティアを迎えにくると自分に誓いをたてた。