次の日の放課後― ―ズ…ズズ …いくら経ってもこの古い扉の音は苦手だ。 でも…今はそんな音さえも“いい思い出”に出来そうだよ。 「…何」 そして、…君はそこに居た。 初めて会ったあの場所に。 「大事な話があるの。 竹琉…… あたしと…… 別れて下さい。」