「あ…あの……本当に申し訳ありません…。」 自分のせいでアルクが怒られているのだとティアラが思っても仕方のない状況だった。 だが、実際に恐縮したのはオルガーの方で。 「ティアラ様! 頭をお上げください!」 オルガーは慌ててティアラに駆け寄る。 だけどティアラは依然として腰を折ったまま。 「アルク、お前のせいでティアラ様が責任を感じているではないか!」 「オルガー…怒鳴るのはやめろよ…。」 オルガーは大きなため息をつくと、ティアラからアルクを離しにかかった。