「私は…ティアラ様のことを…お慕いしております。」 「……え」 今だアルクの腕に強く抱かれたままのティアラは彼の表情を確認できず。 ただ、彼の腕に収まり、彼の熱い吐息に耳を傾けた。 「私のような騎士にも優しくして下さるティアラ様のことを大切に思っておりました…。 ……あなたの笑顔に惹かれました。」 「アルク様……。」