それから颯に聞かれたことを全部
柚に話した。

「マヂ!?まぁ、沖野、詩のこと好きだしねぇ。ムリないかぁ…」
「はっ!?それってどぉゆう意味!?」

柚は、あっと口を手で押さえた。

「ちゃんと説明してよ!」
「分かった分かった…」

話を聞くと、颯はあたしのことが好きで
柚に相談してたらしい。
あたしは、告白されるのを待つ派なのか
自分から告白する派なのか…とか。

「だから、柚はあたしに告られるなら待つ派?とか聞いてたんだね…」
「ゴメン~」
「いやぁ、別にいいけど…」
「たぶん、沖野、今日詩に告るつもりよ?」
「嘘…マヂ?」
「うん!」
「めっちゃ嬉しいんだけど!」
「えっ!?詩、沖野のこと好きだったの!?」
「うん!あれ?言ってなかったけぇ?」
「完璧に言ってないよ…」
「ゴメン!」

柚が言った通り、ホントに告ってきた。
手紙で…笑

返事は手紙がいいって?
注文多いやろ(笑)
まぁ、好きな人だから許せる(笑)

そして、あたしは手紙の返事を書いて
颯の筆箱の中に入れておいた。
明日の朝、気づくかな…?