他人からすればくだらない、子供の反抗期みたいに思われるかもしれない。 それでも、私にとっては世界を揺るがす深刻な問題だったのだ。 そんなことを思い返しているうちに、辺りはすっかり暗くなっていた。 「夜だなぁ……」 いつもなら、このくらいの時間から誰かしらがフラッとやって来るんだけどなぁ。 そう思って、公園の入り口をぼーっと眺める。別に期待なんてしていないけれど……