「なんでっ…?」



私、一ノ瀬千尋は呆然とする。






旧校舎3階の奥、ほとんどが使われていない空き教室。




その1番端の部屋。



備品庫か何かに使われているらしい小さな部屋。




机や椅子が片隅に置いてあり、今までの卒業アルバムやファイルが保管してある棚が1つ・2つ置いてある。




それだけで、幾分狭く感じる。




しかし、この部屋には他の部屋とは違いわりかし大きめの窓がついており、太陽の光がたくさん入り暖かい。




そこで寝るのが、私の日課になっていた。