「キス…されたっ?」 最初はポカンとしていたが、みるみる体 が震えていく。 「…油断したっ。急に…キスとかありえない… 最悪っ。」 さすがは、狼王子。 あなどれない…。 千尋は、新が出ていったドアを見つめながら、 唇をゴシゴシと拭ってた。