504号室の住人



「悠ち…くんは霊感がすごいあるのね。今まで見えてた人はいなかったよ」

霊感がある、と自覚したのは今日。今。この瞬間。
今まで見たことなんてなかった


「そりゃあ、ガキだから見えるだろ。今までで一番わけぇんじゃねえの?こいつ」


「…体、弱いの?」

「余命3ヶ月です」


祐美と史夜は目を丸くして顔を合わせた


「その歳でか!?」

史夜が声を上げ、悠に顔を近づける

「はい」

史夜は顔を俯かせ何やら肩を震わせ呟いている。声は小さく聞こえづらい。耳を近づけてみる

「………な、」

「はい?」


「なんて野郎だ!この野郎!」

「うわあ!」