「聞いてんのか?あ゙ぁん?」

これでもか、とガンを飛ばし続ける男。状況についていけない悠は、困惑した。


目を数回まばたきさせる。開いた口が塞がらない

男は、無視されたことに腹をたてたらしくスーツの胸の内ポケットに手を突っ込むと目を疑う物を取り出した



「ぶっ殺す!」





それは黒い拳銃。











それもまた透けていた
しかし、透けていると言っても人を殺せる道具で。
銃口が悠の頭へ向けられる




「わ、」

ぐっ、と強く目を瞑った