「余命は、3ヶ月です」



担当の医師から告げられた言葉は部屋に小さく響いた


「さ、3ヶ月…」

男性は病気が重いことは知っていた。
しかし、残された時間はあまりにも短かった


「どうにかならないんですか!?」

医者にすがり付く女性は声を振り絞って尋ねた。医者は苦い顔をして顔を反らす。女性は床に座り込み泣き出してしまった



「手は尽くしました。非常に…残念です」

深々と頭を下げる医者。
男性は頭を抱え女性は床で子供のように泣きじゃくっている