空き教室に移動する。

坂下君が設定の説明。

「初めてキスするシーンね。

これはただ軽くするだけ。

吉本さんは座っててくれたらいいよ。

本当にはしないから大丈夫。」

「わかった」

「あとのシーンは、
ね、ブラウスのボタン、3こくらいまではずしていい?」

「見えなきゃいいよ」

「サンキュ。あと、スカートの中に手、いれてもいい?」

「えーっ」

「俺だって、したいわけじゃないけどさ、っていうか、吉本さん相手だから出来ると思うけど、他の、女っってかんじの女子だとムリだしさ。
必要なシーンだと思うでしょ、そういうの」

「確かにね。

ま、いいか。私の小説にも書けそうだし。

そのかわり、私の質問にあとでちゃんと答えてよ。

ブラウスのボタンはずすときはもう片方の手はどこ、とか」