「………ん?」 あれ、痛くない……? 「月島、大丈夫?」 目を開けると、目の前に蓮見くんがいた。 「え、あ、うん……だ、大丈夫…です。」 よく見ると、蓮見くんが飛んできたボールを受け止めてくれたみたいだった。 「あ…ありがとう…」 「………やっぱり」 そう言うと、蓮見くんは私に近づくと、 「……やっぱり、そうだ…」 もう一度、そう言った。