応援団に恋をした。



あたし達が教室で待っていると、応援団が入ってきた。







「これから応援歌練習を始める。」






「まず最初に校歌を歌ってもらう。出席番号30番」








「はい」








「「きこえねーよ!!」」







そんなやり取りが何度かあった。







「おめーら声がちいせえんだよ。連帯責任として、全員で手上げしろ。」