「先輩が呼んでる」


「え??」


そう言って、俺の方に駆けてきた。


「…っ!!新木先輩!!」


目を大きく見開いて俺の名前を呼んだ。


この子を呼んでくれた子に睨まれている。

確信した。
こいつはこの子が好きなんだ。

ここじゃ話ずらい訳で…

「帰る準備して来てくれる??」

「はぃ!!」


急いで鞄を取りに行った。